鐔 無銘 加賀後藤 昇降龍図 / Tsuba Mumei Kaga Goto

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tsuba 1006
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時代 : 江戸時代
国 : 加賀国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具 : 鑑定書

形 : 撫角形 赤銅魚子地 高彫 金色絵 金覆輪耳
縦 : 78.7mm
横 : 73.8mm
耳 : 4.5mm

Period : Edo
Country : Kaga

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

Length : 78.7mm
Width : 73.8mm
thickness : 4.5mm


加賀後藤は江戸初期に加賀前田家が後藤家の金工を招いて藩が召抱え、その技術を習得していくところから始まります。宗家7代顕乗は家督を光重(8代即乗)に譲った後は従兄弟の覚乗と隔年交代で加賀藩の彫金と財務の業務を行うとともに加賀後藤と称される金工群の育成と発展に尽くしました。この家職は実子の9代程乗から、悦乗、演乗などに引き継がれ、加賀百万石の城下町で独自の華やかな作風を生み出し隆盛を極めました。
この鐔は表に昇り龍、降り龍、裏に珠追い龍を配し、これらに高彫り金色絵を施し、耳には金覆輪と誠に豪華絢爛な作品です。赤銅魚子地はより細かく精美で、龍が浮き出でくるような躍動感が感じられる優品です。