短刀 備前国住祐定作 享禄三年二月日 家重所持 / Tanto Bizen no kuni jyu Sukesada saku A.D.1530 owner's name
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tanto sukesada 1
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売却済 / Sold
時代 : 室町末期
国 : 備前国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 9寸2分
反り : 内反
目釘穴 : 2個
元幅・元重 : 23.4mm・7.2mm
Period : Late Muromachi
Country : Bizen
Paper : NBTHK Hozon Paper
Fittings : Koshirae + Shirasaya
Length : 27.9cm
Curve : -0cm
Hole : 2
Bottom Width,Thickness : 23.4mm・7.2mm
末備前と称される室町末期の備前の刀工中、祐定銘の作品は多く、中には数打物といわれる物も多くみられますが、与三左衛門尉、源兵衛尉、彦兵衛尉を冠するものが上手であるとされています。末備前の作風は大別して腰開きの複式互の目と、直刃調に足、葉等の働きがあるものとの二様あります。
本作は平造、三つ棟、重ね厚く、身幅に比して寸やや長いの鎧通しの体配です。表裏棒樋があり、刃文は匂勝ちの中直刃、帽子の返り深く焼き込み棟焼が付き、地鉄は小板目肌、少し肌立ち流れ心あり、棒映りが立つ典型的な出来です。享禄三年(1530)の年紀及び家重所持と所持銘があります。家重と言えば徳川9代将軍家重が有名ですが、将軍の差料とは見難く、該当する人物としては武田信玄の家臣で、蔵前衆(年貢、管理、輸送を担当した責任)の八田家重が考えられます。附の拵も虎で揃い、味わいのある装いです。