鐔 無銘 柳生 遠山松透 / Tsuba Mumei Yagyu

商品コード:
tsuba 1002
販売価格(税込):
0 円 (価格はお問合せ下さい / Please contatc us)
関連カテゴリ:
売却済 / Sold
時代 : 江戸時代
国 : 尾張国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀装具 鑑定書

形 : 丸形 鉄地 鋤下彫 陰透 角耳小肉
縦 : 70.1mm
横 : 70.1mm
耳 : 5.3mm

Period : Edo
Country : Owari

Paper : NBTHK Hozon Paper

Length : 70.1mm
Width : 70.1mm
thickness : 5.3mm


柳生鐔とは尾張藩二代藩主徳川光友の兵法指南役であった柳生連也斎厳包(よしかね)(寛永2年1625~元禄7年1694)が柳生新陰流の極意を鐔の模様に表そうと考案し、作らせた鐔といわれています。柳生新陰流の極意を伝授した者にのみその鐔が授けられたといわれ、作風は浅い肉彫を加えた透かし鐔で、表面はざらつき気味になっているものが多く、耳は角形になり、筋状の鍛肌や鉄骨と呼ばれる隆起した部分が多く現れるのが特徴です。
本作は柳生と極められた鐔で、耳から切羽台までが鋤下げられており、そこに遠山の松透が施された図柄となっています。やや小ぶりで、縦横同サイズの真丸で、表面のざらつきは少なく、艶があり、きれいな鉄色です。耳はやや厚めで、角耳小肉となり、筋状の鍛肌がみられます。この図柄は「柳生連也仕込鍔 全」にも同図柄の掲載があり、「連也和尚より鈴木平右衛門へ譲る」と表記されています。所載品ではありませんが、それよりはやや小ぶりの作品です。