刀 高地珍要依好一貫子重次作之 元治二乙丑年二月吉日 (切付銘)越後国阿部昭忠謹彫之 / Katana (Order Name) Ikanshi Shigetsugu saku kore A.D.1865 (Horimono sign)
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katana-shigetsugu-1
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売却済 / Sold
時代 : 江戸末期
国 : 越後国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀剣 鑑定書
藤代鑑定書
外装 : 白鞘入
刃長 : 2尺5寸7分
反り : 8分5厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 34.4mm・7.5mm
先幅・先重 : 25.0mm・5.7mm
Period : Late Edo
Country : Echigo
Paper : NBTHK Hozon Paper
Fujishiro Paper
Fittings : Shirasaya
Length : 77.9cm
Curve : 2.5cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 34.4mm・7.5mm
Top Width,Thickness : 25.0mm・5.7mm
一貫子重次、越後村松の臣、板垣重次の元治二年(1865)の作で、銘は差し裏にきられています。鎬造り、庵棟、寸長く、身幅広く、重ね厚い新々刀期のがっちりとした造り込みです。表裏には越後の阿部昭忠の濃密な彫が施され、差し表には櫃内に不動明王その下に矜羯羅童子(こんがらどうじ)、制多迦童子(せいたかどうじ)の不動三尊が彫られ、差し裏には真の下り龍が彫られています。彫物の時代としては作刀時期より後となりますが、表裏共に大変迫力あるすばらしい彫物です。小板目肌つんで僅かに流れこころある地鉄に、小互の目、小丁子詰まって小模様に乱れ、刃の山が地にこぼれ小沸つき、物打ち僅かに砂流かかり、尖り刃を交えた刃文です。帽子は乱れ込んで返り、指裏は焼詰風となっています。注文銘の入った力作です。
