刀 長州須佐住宮内藤原清重 元治元年二月日 / Katana Chosyu Susa jyu Miyauchi Fujiwara Kiyoshige A.D.1864

商品コード:
katana kiyoshige 1
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時代 : 江戸末期
国 : 長門国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀剣 鑑定書

外装 : 白鞘入

刃長 : 2尺7寸4分
反り : 4分6厘
目釘穴 : 2個
元幅・元重 : 31.5mm・7.2mm
先幅・先重 : 25.3mm・5.8mm


Period : Late Edo
Country : Nagato

Paper : NBTHK Hozon Paper

Fittings : Shirasaya

Length : 83.0cm
Curve : 1.4cm
Hole : 2
Bottom Width,Thickness : 31.5mm・7.2mm
Top Width,Thickness : 25.3mm・5.8mm

清重は長州仁王系の鍛冶で江戸時代同銘が数人いたようです。須佐町は山口県北東部にあった町で、町名は須佐之男命(スサノオノミコト)の伝説由来からきているようですが、現在は萩市の一部となっています。この町は萩藩永代家老益田家の本拠地として栄えたことから、この清重は萩藩のお抱工であったのかもしれません。作品は雄壮な造り込みのものが多く、直刃又は互の目乱れに匂口しまる出来で、彫物も有名です。
本作は元治元年(1864)二月の作です。当時長州藩では尊王攘夷の気運が高まり、八月十八日の政変(1863)や蛤御門の変(1864)が起きた時期で、藩としては決して祝賀ムードではなかったと推察されますが、この刀には松竹梅、鶴亀、福、寿とおめでたい立派な彫物が施されています。2尺7寸4分と長寸で身幅広く、重ね厚いがっちりとした体配で力強さが感じられます。刃文は直調に沸あらめにつき、わずかにほつれ、小足入り、地鉄は小板目肌つんで、わずかに流れる箇所が見られます。帽子は小丸。そしてなんと言ってもすごいのは生ぶ刃の状態です。刃区の最大厚みが0.7mm、長さは35mmの生ぶ刃がしっかり残されており、これほど健全な作品も少ないと思われます。