短刀 備州住共重作 応安二二年(十)二月日 / Tanto Bishu jyu Tomashige saku A.D.1371
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tanto tomoshige1
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短刀 / Tanto
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売却済 / Sold
時代 : 南北朝期
国 : 備後国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 9寸8分強
反り : 6厘
目釘穴 : 3個
元幅・元重 : 29.2mm(棟を含)・5.4mm
Period : Nanbokucho A.D.1371
Country : Bingo
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token
Fittings : Koshirae+Shirasaya
Length : 29.8cm (11.73inches)
Curve : 0.2cm
Hole : 3
Bottom Width,Thickness : 29.2mm(Mune is included)・5.4mm
共重は古三原と称される南北朝期の備後国の刀工で、三原正家の門です。
平造り、庵棟、身幅に比して重ねやや薄く、南北朝中期の他の短刀と比してやや反り浅く、先行ってわずかに反りつき、寸延びごころの体配です。表は梵字に独鈷剣、裏は梵字に護摩ばしの彫物があります。地鉄は板目流れ、ねっとりとした肌合いに、地沸細かに付き、地景交じり、鉄にやや黒味あり、所々肌立ち、刃文は沸勝ちに直ぐにのたれ、匂口広がって、二重刃砂流風となり、金筋交じり、帽子は表裏共に深く焼き下げ、先掃きかけごころとなる出来です。応安四年(1371)の年紀入りが貴重な短刀で、外装は柄の縁と鐔が皮でカバーされ、頭と鮫や目貫もまた皮でぴったりと巻かれ、印籠刻鞘も皮で隙間なく巻かれた珍しい野戦拵が付帯しています。実践の戦闘ではこのような拵を使用したのでしょうか、なかなか目にしない拵です。