刀 一 肥州出羽守行廣(初代) (Katana Ichi Hishu Dewa no kami Yukihiro (1st G))

商品コード:
katana yukihiro 1
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時代 : 江戸中期
国 : 肥前国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 拵付白鞘入

刃長 : 2尺3寸2分
反り : 5分2厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 31.3mm・6.4mm
先幅・先重 : 20.7mm・4.3mm


Period : Mid Edo
Country : Hizen

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

Fittings : Koshirae+Shirasaya

Length : 70.4cm
Curve : 1.6cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 31.3mm・6.4mm
Top Width,Thickness : 20.7mm・4.3mm


一 肥州出羽守行廣(初代)は初代忠吉の孫にあたり、父は吉信(初代忠吉の娘婿)、兄は初代正廣(肥前国河内大掾藤原正広)とまさに刀工一家の家系を引き継いだ刀鍛冶です。正保五年(慶安元年)(1648)に出羽大掾を受領し、慶安三年(1650)32歳の時に長崎にて阿蘭陀(オランダ)鉄の鍛法を学んだとされ、以阿蘭陀鍛作との添銘作があります。寛文三年(1663)に出羽守となり、その後天和三年(1683)66歳で没するまで数多くの名刀を残しました。一の文字を冠するのは備前一文字伝の鍛法を学んだことを表すものと言われています。
本作は鎬造り、庵棟、中切先の体配で、小板目肌よくつみ、肌立ちごころに地沸よく付いた鍛えに、のたれに互の目、丁子交じり、砂流かかり、匂い深く小沸厚くよく付き、刃明るく冴え、焼き幅高く華やかな刃文です。帽子は小沸が付いて先掃きかけ小丸に返る出来で、「一」の文字を冠した初代行廣の優品です。