笄 無銘 古後藤 五匹蛙子図 / Kogai Mumei Ko-Goto
- 商品コード:
-
kogai67
- 販売価格(税込):
-
0
円
(価格はお問合せ下さい / Please contatc us)
- 関連カテゴリ:
-
笄 / Kogai
-
売却済 / Sold
時代 : 室町末期~桃山期
国 : 山城国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具 鑑定書
材質 : 赤銅魚子地 高彫 色絵
長さ : 21.7mm
幅 : 12.8mm
厚さ : 4.7mm
Period : Late Muromachi~Momoyama
Country : Yamashiro
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Length : 21.7mm(0.85inchese)
Width : 12.8mm(0.50inchese)
thickness : 4.7mm(0.18inchese)
古後藤とは室町時代の初代祐乗から桃山時代の五代徳乗あたりまでの後藤家の作で、個々の作者銘を特定し得ない作品群を呼称するものとされています。
本作は無銘古後藤と極められた笄で五匹のおたまじゃくし(蛙子)がモチーフとなっています。蛙の子であるおたまじゃくしの語源の由来は、滋賀県にある多賀大社の「お多賀杓子(おたがじゃくし)」からきていると言われています。しゃもじがお守りとされて、その形が蛙の子と似ていることから、「おたまじゃくし」となったようです。蛙は古来より縁起物とされいますが、おたまじゃくしも縁起物としてモチーフにされたのか、あるいは当時の川や池に生息していたおたまじゃくしを表現したものかもしれません。五匹群れとなっている様子が何とも言えないほのぼのとした様子が感じられます。現在の都会ではこのような自然風景を見る機会も失われいますが、新しい公園等ではビオトープと称した野生生物の空間を設けているようで、都会でもこのような景色を見る機会に出会えることを期待したいと思います。