脇差(薙刀直し)無銘 伝(雲重) / Wakizashi (Naginatanaoshi) Mumei Den Unju

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wakizashi mumei unju1
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時代 : 南北朝期
国 : 備前国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 白鞘入

刃長 : 1尺5寸1分半 / 45.9cm (18.07inches)
反り : 1分6厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 30.5mm・1.9mm


Period : Nanbokucho 14c
Country : Bizen

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token

Fittings : Shirasaya

Length : 45.9cm (18.07inches)
Curve : 1.9cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 30.5mm・1.9mm


鎌倉時代末期から南北朝期にかけて、備前国宇甘庄に雲生、雲次、雲重らの刀工が在住し、その移住地から宇甘派ともまた「雲」の字を冠するところから、雲類とも呼称されています。彼らの作風は長船物中にあって異色であり、京の来物や、隣国備中青江派にも通じるものや、大和気質を混在させたものなどがあり多彩です。
本作は薙刀直しの脇差で、ふくらかれ、すすどしい姿で、南北朝時代の体配です。地鉄は板目に杢交じり、総体的に沸映り立ち、刃文は直ぐ調に小互の目、逆足交じり、帽子は焼き詰となり、まさに備前物でありながら大和気質が感じられる作品です。