脇差 出羽大掾藤原国路 / Wakizashi Dewa daijyo Fujiwara Kunimichi
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wakizashi kunimichi1
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売却済 / Sold
時代 : 江戸初期
国 : 山城国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 白鞘入
刃長 : 1尺3寸5分半(41.1cm)
反り : 4分6厘(0.8cm)
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 33.1mm(棟を含む)・7.5mm
Period : Early Edo
Country : Yamashiro
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Fittings : Shirasaya
Length : 41.1cm(16.18inches)
Curve : 0.8cm
Hole : 1 holes
Bottom Width,Thickness : 33.1mm(including Mune)・7.5mm
出羽大掾国路は堀川国広門で「慶長十八年三月」以降「同二十年三月」以前の間に出羽大掾を受領したとされています。初め「国道」と道の字を用いていたこと、また晩年には「来」を冠しているものがあること、三品風の帽子の作品にあることなどから、三品家となんらかの関係があったものと推測されています。「慶安五年」(1652)紀で「七十七歳」と行年を添えた作品があり長寿の刀匠であったことが分かります。作品は国広や正俊に似て華やかなものが多いですが、作域が広く、一門中第一の器用人とされており、なかでも相州伝が得意で、さらに「業物」と評されています。
本作は平造り、庵棟、身幅に比して、寸のびて、総体的に反りつき、重ねやや厚い体配です。地鉄は小板目肌、地沸細かに付き、刃文は沸勝ちの、のたれに互の目、尖りごころの刃を交え、所々飛び焼き入り、帽子はややのたれ込んで返る出来で、銘振りから元和(1615~1623)頃の壮年期の覇気ある作ではないかと思われます。