縁頭 無銘 西垣 山道苫舟図 / Fuchigashira Mumei Nishigaki
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fuchigashira 179
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売却済 / Sold
時代 : 江戸初期~中期 17~18c
国 : 肥後国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀装具 鑑定書
材質 : 赤銅石目地 鋤出彫 象嵌色絵
縁サイズ : 39.6x23.7x7.9mm
頭サイズ : 32.0x16.0x11.1mm
Period : Early Edo~Mid. Edo 17~18c
Country : Higo
Paper : NBTHK Hozon Paper
Fuchi size : 39.6x23.7x7.9mm
Kashira size : 32.0x16.0x11.1mm
肥後金工は細川三斎忠興(1563~1646)の指導と理解のもと大いに発展し、林、平田、西垣、志水などの各派の隆盛をみることになりました。三斎は千利休(1522~1591)とも親交が深く、侘び寂びの世界を尊び、華麗と濃厚さをさけ、地味の中に垢抜けした深い味わいを探求する美学を金工達に求め、彼らもまたそれに応え、盛行し、大成していったようです。西垣派初代勘四郎は平田彦三の門で、後に独立し細川家のお抱え工となりました。西垣派は八代目まで続き、二代目は後藤顕乗家に入門しており、五代目、六代目は江戸の熊谷義之に学びました。西垣派の作風は何にもとらわれない自由な発想で、あたたか味、おおらかさ、ゆとりがある作風といわれています。
本作は西垣に極められた縁頭です。縁と頭が別素材、別図柄の取り合わせとなっており、肥後の縁頭ではよく見られるスタイルです。縁は鉄槌目地に苫舟が真鍮据紋象嵌されており、頭は山銅磨地に山道が鋤下彫されています。いかにも西垣らしい縁頭です。