刀 無銘 古金剛兵衛 朱書不明 / Katana Mumei Ko Kongobyoe Syusho Fumei

商品コード:
katana mumei ko kongobyoe 1
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関連カテゴリ:
刀 太刀 / Katana Tachi
売却済 / Sold
時代 : 南北朝期
国 : 筑前国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 拵付白鞘入

刃長 : 2尺0寸7分弱
反り : 3分0厘
目釘穴 : 4個
元幅・元重 : 31.2mm・9.1mm
先幅・先重 : 25.5mm・3.3mm


Period : Nanbokucho 14c
Country : Chikuzen

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token

Fittings : Koshirae+Shirasaya

Length : 62.7cm (24.68inches)
Curve : 0.91cm
Hole : 4
Bottom Width,Thickness : 31.2mm・9.1mm (1.22inches・0.35inches)
Top Width,Thickness : 25.5mm・3.3mm (1.00inches・0.13inches)

金剛兵衛一派は左文字とは派が異なる筑前国の鍛冶で、嫡流は代々盛高を称しています。多くは室町期のもので、鎌倉末期ないし南北朝期のものは殆ど現存せず、わずかに正平年紀(1346~1370)の短刀「金剛兵衛尉源盛高」があるのみとされています。古金剛兵衛は鎌倉末期ないし南北朝期の作と鑑せられるもので、作風は大板目肌立ちごころに白けごころあり、刃文は細直刃にほつれて小足入り、わずかに砂流しかかり、小沸つき、匂口沈みごころとなります。
本作は鵜首造りに薙刀樋に添樋があり、一見薙刀直しの造り込みに見えますが、反りが浅く、帽子も返っていることから、刀と表記されており、大切先で南北朝期の物と思われます。地鉄は板目、大板目に地沸付き、肌立ち、総体的に流れ、鉄黒味がかり、地景混ざり、肌目が目立ち、所謂肌ものです。刃文は沸勝ちの直刃で、ほつれ、金筋交じり、帽子は先掃きかけて返る出来です。茎には朱が残されており、元来は朱銘があったのかも知れませんが、現状は不明です。目釘穴が4個空いており、穴の形もそれぞれ独特で、所有者の変遷と約700年の歴史が感じられる作品です。外装は朱鞘の肥後拵が付帯しております。