目貫 無銘 鉄元堂 俊成忠度図 / Menuki Mumei Tetsugendo
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menuki 304
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目貫 / Menuki
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売却済 / Sold
時代 : 江戸後期
国 : 山城国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀装具 鑑定書
形 : 鉄地 容彫 象嵌色絵
サイズ1 : 27.0x17.0 mm
サイズ2 : 24.5x17.1 mm
Period : Late Edo 18c~19c
Country : Yamashiro
Paper : NBTHK Hozon Tosogu Paper
Size1 : 27.0x17.0 mm (1.06x0.67 inches)
Size2 : 24.5x17.1 mm (0.96x0.67 inches)
鉄元堂正楽は江戸時代後期の京都三名刀の一人で、鉄を扱うと右にでるものがいないと定評の金工です。鉄屋伝兵衛国治の門人で、岡本正楽家の初代となり、門人には尚友、尚義などがいます。
目貫は一般的には赤銅地が多いですが、本作はやはり得意の鉄地に人物が容彫され、顔と手は銀で、着物と鎧には金象嵌が施された作品です。また、裏の根をみると、通常多い長方形ではなく丸い形状の根となっています。図柄は俊成忠度(しゅんぜいただのり)図とあり、源平の合戦で平忠度を討ちとった武蔵国の武士、岡部六弥太が忠度の箙(腰に着け矢を入れる武具)に和歌を書いた短冊が結び付けてあるのを見つけたので、忠度と歌道を通じて親しかった藤原俊成のもとへ、短冊を届けに来た場面を表現しています。討ちとった相手の和歌をわざわざ和歌友に届けるとはなんとも風情のある光景が連想される作品です。