刀 和泉守国貞 / Katana Izumi no kami Kunisada
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katana kunisada 1
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売却済 / Sold
時代 : 江戸初期
国 : 摂津国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 白鞘入
刃長 : 2尺3寸3分半(70.6cm)
反り : 4分弱(1.2cm)
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 29.0mm・5.8mm
先幅・先重 : 19.0mm・4.3mm
Period : Early Edo
Country : Settsu
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Fittings : Shirasaya
Length : 70.6cm(27.8inches)
Curve : 1.2cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 29.0mm・5.8mm
Top Width,Thickness : 19.0mm・4.3mm
初代和泉守国貞は俗に親国貞と称されていますが、これは二代国貞(後の井上真改)と区別するための呼名です。国貞の生国は日向ですが、後に大阪に移住し、元和元年(1615)に和泉守を受領し、晩年は入道して道和と称しました。正保頃より、門下や二代国貞(真改国貞)の代作が多くなり、慶安五年(1652)に63歳で亡くなりました。二代国貞(井上真改)は、初代国貞の次男として寛永七年(1630)に生まれ、初銘は父と同じ和泉守国貞、そして万治四年(1661)には朝廷より菊紋を許され、寛文元年(1661)より井上和泉守国貞と銘し、寛文十二年(1672)からは井上真改と改めました。
本作は道和銘と言われる初代の晩年の作で、真改の代作代銘ともいわれた正保頃の作品です。鎬造り、庵棟、元先の幅ややつき、小切先。地鉄は板目に地沸を敷き、地景、地斑をしきりに織りなし、刃文は沸、匂い深く、中直刃調に、盛んに、食い違い刃、二重刃、湯走り、砂流しが加わり、帽子は掃きかけるなど、大和気質が示された作品です。寒山先生及び田野辺先生、両先生による鞘書があり、大和伝がお好みの方にお勧めしたい一振りです。