短刀 伯州住広賀作 元亀二二年二月日 / Tanto Hakusyu jyu Hiroga A.D.1573
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tanto hiroga 1
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売却済 / Sold
時代 : 室町末期
国 : 伯耆国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 9寸2分半
反り : 7厘
目釘穴 : 2個
元幅・元重 : 28.1mm・5.4mm
Period : Late Muromachi
Country : Houki
Paper : NBTHK Hozon Paper
Fittings : Koshirae+Shirasaya
Length : 28.0cm (11.0inches)
Curve : 0.2cm
Hole : 2
Bottom Width,Thickness : 28.1mm・5.4mm
伯州広賀一派は室町末期から江戸期かけて伯耆国で活躍した刀工です。広賀の家系は道祖尾(さいのお)家と見田家に分かれており、道祖尾家は文明(1469~1486)頃に始まり、江戸期にわたり倉吉鍛冶町に住み、見田家は天文(1532~1554)の五郎左衛門尉に始まり、津原に住んだ後、倉吉と往還し、承応(1652~1654)の頃まで栄えたとあります。五郎左衛門尉広賀は伯州小鴨左衛門尉の幕下の武士でしたが、主家没落ののち、相州綱広門の刀工となり、綱広に似た作品を残しているようです。
本作は元亀四年(天正元年)(1573)の作で、年代から見ると、五郎左衛門広賀というより、藤十郎広賀の作ではないか思われます。平造、庵棟、総体的に反り浅くつき、ふくらのかれやや早い体配です。地鉄は板目に地沸付き、肌立ちごころに杢目交じり、地景入り、刃文は互の目を主体とした皆焼刃で、金筋入り、差し裏物打ちは二重刃の如く、焼きが強く入りよく働き、帽子は早く返って中程を超えて深く焼き下げ、末相州を彷彿とさせる作品です。附けたりの拵は根来塗でしょうか、黒と朱の漆塗鞘の小さ刀拵で品よくまとめられたものになっています。