刀 相州住綱広 / Katana Sosyu jyu Tsunahiro
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katana tsunahiro 3
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売却済 / Sold
時代 : 室町末期
国 : 相模国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 2尺0寸8分
反り : 4分
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 30.0mm・6.6mm
先幅・先重 : 19.0mm・4.6mm
Period : Late Muromachi
Country : Sagami
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token
Fittings : Koshirae+Shirasaya
Length : 63.0cm(24.8inches)
Curve : 1.2cm(0.47inches)
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 30.3mm・6.6mm
(1.19inches・0.26inches)
Top Width,Thickness : 19.0mm・4.6mm
(0.75inches・0.18inches)
相州住綱廣は室町後期から江戸末期まで連綿と続いた相州鍛冶です。初代は山村姓で、初銘を正廣と切りましたが、その後小田原の北條氏綱に召出され、「綱」の一字を賜り綱廣と改銘したと言われています。綱廣の代別は難しいと言われていますが、藤代刀工辞典では初代が天文、二代が永禄、三代が文禄とされており、山村家系図および古文書によると天文七年(1538)から天文十年(1541)の間に初二代の代替があったとされています。三代綱広は山村宗右衛門と称し、鎌倉扇ケ谷に住し、後に津軽藩主の招きによりその地へ移り、大小300振りを鍛刀し、慶長11年(1606)に帰国したとあります。
本作は三代綱広と思われます。鎬造、庵棟、鎬幅やや狭く、元先の幅差少しつき、表裏三文字ずつ文字が刻まれています。表に(夢泡〇)、裏に(風〇〇)とあり、正確には読み取れないのですが、人生や物事のはかなさを示しているのではないかと想像されます。地鉄は板目に小板目、流れ心あり、地沸付き肌立ち、刃文は沸勝ちで、直ぐに角、尖った互の目を4つ、5つと焼き、刃先は総体的に小沸よく付き、短い砂流や飛び焼もよく入り、帽子は先掃きかける出来です。時代のスタイルで寸は短いものの、中心は生で、相伝の特色がよく表された良い作品です。また、はばきは赤銅地に網代模様と洒落たもので、政房制と銘があります。附けたりの半太刀拵も時代の作です。