小柄 船田一琴(花押) 富岳梅樹図 / Kozuka Funada Ikkin (Kao)
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kozuka 166
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時代 : 江戸後期
国 : 武蔵国 出羽国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具 鑑定書
材質 : 四分一磨地 甲鋤毛彫 金銀平象嵌
長さ : 96.2mm
幅 : 14.1mm
厚さ : 4.5mm
Period : Late Edo
Country : Musashi and Dewa
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Length : 96.2mm
Width : 14.1mm
thickness : 4.5mm
船田一琴は文化9年(1812)に出羽国庄内五日町に生まれました。17歳の時に後藤一乗の弟子となり、後に師名の一字を許されて一琴と名乗り、江戸で開業し、故郷庄内酒井藩のお抱え工になりました。江戸と庄内を往復し子弟を養成し活躍し、名品を多数残しました。一琴は一乗の高弟で、高彫色絵と片切彫の作があり、特に四君子図は一乗に迫る作品があります。
本作は四分一地に富士山と梅樹を甲鋤毛彫(こうすきけぼり)の技法で表し、さらに金銀の平象嵌を施したもので、彼が最も得意とした彫法の作品です。梅樹の幹の甲鋤彫が他の毛彫と異なっているところにこの作品の見どころがあります。また富士山にかかる霞を象嵌で表現しているところがなんとも素晴らしい一品です。