刀 兼元 (孫六) / Katana Kanemoto (Magoroku)
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katana Kanemoto 2
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売却済 / Sold
時代 : 室町末期 (Late Muromachi)
国 : 美濃国 (Mino)
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
保存刀装 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 2尺1寸8分
反り : 2分6厘
目釘穴 : 4個内3個埋
元幅・元重 : 30.5mm・4.8mm
先幅・先重 : 22.2mm・3.5mm
Period : Late Muromachi
Country : Mino
Paper : Katana NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Paper : Koshirae NBTHK Hozon Paper
Fittings : Koshirae + Shirasaya
Length : 66.1cm
Curve : 0.8cm
Hole : 4 (3 filled)
Bottom Width,Thickness : 30.5mm・4.8mm
Top Width,Thickness :22.2 mm・3.5mm
兼元は室町時代から江戸時代を経て現代に至るまで続いていますが、そのうち2代目を「孫六兼元」と呼称しています。孫六兼元は初代兼元の子で、特に技量が優れ、兼定と並び室町時代の美濃鍛冶を代表する名工です。三つ連れた尖り互の目の二つ目が大きくなる刃文を三本杉と称し、古来より「関の孫六三本杉」として広く知られいますが、孫六の三本杉は変化に富み、真の三本杉にはならず、焼き低く、時には処々欠け出す所もあり、匂口に柔らか味がありますが、後代になると、規則的な三本杉となり、匂口が締まる特徴があります。また最上大業物に列位されており、切れ味に優れたことから武田信玄・豊臣秀吉・黒田長政・前田利政・青木一重など多くの武将が佩刀したと言われています。
本作は鎬造り、庵棟、身幅は砥ぎ減りの影響はあるものの依然として力強く、重ねやや薄い体配で、刃文は尖り互の目の不規則な三本杉となり、帽子は乱れ込んで返り、地鉄は潤いのある板目に上品な移りが立ち、特別保存の孫六の中でもとりわけ優品です。附属の拵も渋い作です。