脇差 加州住藤原清光 慶應二二年二月吉日 / Wakizashi Kasyu jyu Fujiwara Kiyomitsu A.D.1868
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wakizashi kiyomitsu 1
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売却済 / Sold
時代 : 江戸末期
国 : 加賀国
証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵入
刃長 : 1尺0寸4分半
反り : 6厘強
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 31.2mm・5.1mm
Period : Late Edo
Country : Kaga
Paper : NBTHK Hozon Paper
Fittings : Koshirae
Length : 31.5cm
Curve : 0.2cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 31.2mm・5.1mm
加州清光は加賀の刀工で初代より12代まで、室町末期より幕末まで続いた刀工です。中でも6代目清光が「非人清光」と呼称され、飢餓難民救済を目的とした「非人小屋(窮民収容所)」で鍛刀したことで知られていますが、6代長兵衛、7代長右衛門、8代長兵衛も非人小屋に入って鍛刀したようです。また新撰組沖田総司の愛刀としても有名で、あの池田屋事件でも使用された逸話があります。
本作は慶應4年(1868)2月、まさに明治になる直前に作刀された脇指で、12代清光の作品です。刀身は菖蒲造、庵棟、重ね厚くずっしりとした体配で、地鉄は小板目肌地沸細かに付き、刃紋は匂勝にで角ばり心あるのたれに、刃先に沸付わずかに砂流しかかり帽子掃き掛けて丸く返る出来で、造込みも相まっていかにも健全な新々刀の味わいを感じる作品です。加州ハバキも刀身を引き立てています。