脇指 大慶直胤 文政六年仲春 / Wakizashi Taikei Naotane A.D.1823 Spring
- 商品コード:
-
wakizashi naotane 1
- 販売価格(税込):
-
0
円
(価格はお問合せ下さい / Please contatc us)
- 関連カテゴリ:
-
売却済 / Sold
時代 : 江戸末期
国 : 武蔵国
証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
新刀古刀大鑑所載
外装 : 白鞘入
刃長 : 1尺4寸8分強
反り : 2分5厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 31.9mm・8.3mm
Period : Late Edo
Country : Musashi
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
Recorded in "Shinto Koto Taikan"
Fittings : Shirasaya
Length : 45.0cm
Curve : 0.75cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 31.9mm・8.3mm
大慶直胤は安永7年(1778)に出羽国山形に生まれ、本名を庄司(荘司)箕兵衛(美濃兵衛)と称し、大慶と号しました。寛政10年(1798)頃江戸に出て同郷の先輩である水心子正秀の門人となり、師同様秋元家に仕えました。文政4、5年(1821、1822)頃筑前大掾を受領、嘉永元年(1848)美濃介に転じ、安政4年(1857)5月7日に79歳で亡くなりました。作風は多彩で各伝に渡り作刀があり、刀身に本荘義胤の彫物があるものもあります。作刀期間は約50年間と長期に及び、数々の名刀を作刀した新々刀期を代表する名工です。
本作は文政6年(1823)直胤45歳の作です。平造、庵棟、重厚く、身巾に比して寸長く堂々とした体配です。表には櫃内に滝に火焔不動明王、裏には梵字、素剣、蓮台の彫物があり、義胤彫を彷彿とさせる彫です。地鉄は小板目詰んで無地風なるも底に地景風の黒い鉄交り、刃文は小沸出来の尖り互の目に足長丁子を焼き、帽子は乱れこんで深く返る出来で、彼の得意とする備前伝を遺憾なく発揮した優品です。