刀(薙刀直し)和泉守兼定(之定)(のさだ) / Katana (Naginata naoshi) Izhumi no kami Kanesada(Nosada)

商品コード:
katana kanesada1
販売価格(税込):
5,500,000
関連カテゴリ:
刀 太刀 / Katana Tachi
時代 : 室町後期 (Late Muromachi)
国 : 美濃国 (Mino)

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書

外装 : 白鞘入

刃長 : 2尺0寸2分 / 61.2cm(24.09inches)
反り : 7分2厘
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 29.4mm・8.4mm
先幅・先重 : 27.0mm・2.4mm


Period : Late Muromachi
Country : Mino

Paper : Katana NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

Fittings : Shirasaya

Length : 61.2cm(24.09inches)
Curve : 2.2cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 29.4mm・8.4mm
Top Width,Thickness : 27.0mm・2.4mm


和泉守兼定(之定)は孫六兼元と並んで室町時代後期の美濃鍛冶を代表する刀工で、関物の双璧と称されています。切れ味も「最上大業物」に分類された刀工として有名です。二代兼定は「定」の字を「ウ冠に之」と切るので、「之定(のさだ)」と称され、「定」の字を「ウ冠に疋」と切る「疋定(ひきさだ)」三代兼定と区別されています。永正八年(1511)頃、和泉守を受領したといわれており、作品は匂口締まった互の目丁子の激しいもの、直ぐ刃に元に互の目丁子の腰刃があるもの、のたれごころの大乱れのもの等があり、いずれも鍛えがよく錬れて優れた特色があります。
本作は薙刀直しの刀で、元来は薙刀であったものを定の下で、磨り上げ、実用面で茎に反りをつけたものではないかとのことです。地鉄は板目に小板目所々流れ、細かに地沸つき、地景入り、上半に行くに連れて、肌目が大模様になっていき、刃文は匂い勝ちに小沸締まりごころに厚くつく匂口で、のたれに互の目、小互の目を交え、金筋、砂流しを交え、飛び焼き入り、帽子は直ぐにのたれ込んで、浅く返る出来です。茎の鑢目は鷹の羽で、和泉守兼定の銘もしっかりとした作品です。「之定(のさだ)」をお探しの方にお薦めしたい一振りです。