[御賜 軍刀] 刀 靖繁謹作 昭和十七年六月吉日 / [Onshi Gunto] Katana Yasushige Kinsaku A.D.1942
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yasushige1
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刀 太刀 / Katana Tachi
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売却済 / Sold
時代 : 昭和17年(1942)
国 : 東京都
証書 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 軍刀拵付白鞘入
刃長 : 66.7cm(2尺2寸強)
反り : 1.8cm
目釘穴 : 1個
元幅・元重 : 29.8mm(棟を含む)・7.3mm
先幅・先重 : 19.8mm(棟を含む)・5.2mm
茎長 : 174mm
刀身重さ : 655g
Period : Showa 17(1942)
Country : Tokyo to
Fittings : Gunto Koshirae+Shirasaya
Length : 66.7cm(26.26inches)
Curve : 1.8cm
Hole : 1
Bottom Width,Thickness : 29.8mm(Mune is included)・7.3mm
Top Width,Thickness : 19.8mm(Mune is included)・5.2mm
Nakago Length : 174mm(6.85inches)
Katana Weight : 655g
靖繁は本名を阿部繁雄、山形県出身で、昭和8年(1933)に靖光の先手として日本刀鍛錬会に入会し靖国刀を造りました。靖国刀とは昭和8年(1933)7月、東京九段・靖国神社境内に、陸海軍将校 同相当官の軍刀整備 を目的として、財団法人日本刀鍛錬会 が組織され、そこで製作された刀を 「靖国刀」、従事した刀匠を 「靖国刀匠」と呼ばれています。鍛錬会では、主に通常の軍刀の制作の他、陸海軍大学校の成績優秀な卒業生に天皇陛下より下賜された御下賜刀(所謂御賜の軍刀)などの制作を行ったとされています。御賜の軍刀を授与されることは将来的栄達を保証されることと見なされ、そのことから「御賜組」という言葉ができたようです。
本作は靖繁造の「御賜の軍刀」です。鎬造、庵棟、身幅に比して重ねやや厚い造り込みで、元先の幅差ややつき、小切先ぎみの体配です。地鉄は小板目流れ、細かな地景交じり、地沸付き、刃文は匂い勝ちの直刃に、小足良く入り、帽子は綺麗な小丸の出来です。御賜刀には細かな規制があり、刃長66.7cm、 反り1.8cm、元幅約2.9cm 、茎の長さ17.6cmで重量は637.5g前後とおおよその寸法が決められていて、銘の切る位置は目釘穴の下で、銘は靖○謹作と切ると言われているそうですが、概ね該当しています。こちらの刀の御賜の鎺ですが、珍しい銀無垢鎺で、刀緒は元来の左官刀緒の他に別の綺麗な左官刀緒もあり、当時の刀箱の他に添え状等が付帯しています。この御賜の軍刀は昭和19年(1944)に陸軍大学校卒業時(58期)に天皇陛下より下賜されたもので、外装の軍刀拵の保存状態も良く、とても貴重な品です。詳細はお問合せ下さい。