脇差 相州住綱広 / Wakizashi Soshu jyu Tsunahiro
- 商品コード:
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wakizashi tsunahiro2
- 販売価格(税込):
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2,200,000
円
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脇指 / Wakizashi
時代 : 室町末期
国 : 相模国
証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣 鑑定書
外装 : 拵付白鞘入
刃長 : 1尺2寸4分弱
反り : 2分3厘
目釘穴 : 2個
元幅・元重 : 31.8mm・6.0mm
Period : Late Muromachi
Country : Sagami
Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token
Fittings : Koshirae+Shirasaya
Length : 37.4cm(14.72inches)
Curve : 0.7cm
Hole : 2
Bottom Width,Thickness : 31.8mm・6.0mm
相州住綱廣は室町後期から江戸末期まで連綿と続いた相州鍛冶です。初代は山村姓で、初銘を正廣と切りましたが、その後小田原の北條氏綱に召出され、「綱」の一字を賜り綱廣と改銘したと言われています。綱廣の代別は難しいと言われていますが、藤代刀工辞典では初代が天文、二代が永禄、三代が文禄とされており、山村家系図および古文書によると天文七年(1538)から天文十年(1541)の間に初二代の代替があったとされています。三代綱広は山村宗右衛門と称し、鎌倉扇ケ谷に住し、後に津軽藩主の招きによりその地へ移り、大小300振りを鍛刀し、慶長11年(1606)に帰国したとあります。
本作は平造、三ツ棟、寸法に比して重ねやや薄く、総体的に反りつく体配です。表腰元に草の俱利伽羅龍、裏に梵字に爪の彫物があります。地鉄は板目に杢目、地沸つき、肌目大きくなる所多く、地鉄強く、地景しきりに入り、刃文腰元は直ぐ調に浅い小互の目を交え、飛焼入り、上半は皆焼となり、刃縁匂勝ちで、地刃の境は、はっきりしており、刃先に小沸よくつき、鍛えに沿って、砂流、金筋しきりに入り、帽子の帰りは中程まで続き、棟焼盛んに入る出来で、相州物の典型作と言えます。外装は鞘、柄共に2分印籠刻となり、縁頭は春分の図で、目貫は米俵・布袋・宝珠の図、小柄も稲穂・宝珠・打ち出の小槌図など縁起物が揃ったおめでたい図柄でまとまった小さ刀拵となっています。
2024大刀剣市カタログ掲載品