刀 廣次 / Katana Hirotsugu

商品コード:
katana hirotsugu1
販売価格(税込):
3,850,000
関連カテゴリ:
刀 太刀 / Katana Tachi
時代 : 室町中期
国 : 相模国

証書 : 財団法人日本美術刀剣保存協会
    特別保存刀剣 鑑定書及び特別保存刀装 鑑定書
    「日本刀随感」所載

外装 : 拵付白鞘入

刃長 : 2尺1寸3分半
反り : 7分8厘
目釘穴 : 1個


Period : Mid.Muromachi
Country : Sagami

Paper : NBTHK Tokubetsu Hozon Token Paper
       and Tokubetsu Hozon Toso Paper
Recorded in Nihonto Zuikan

Fittings : Koshirae+Shirasaya

Length : 64.7cm(25.5inches)
Curve : 2.3cm
Hole : 1


廣次は相模国の刀工で、南北朝時代から室町時代にかけて数代いたとされていますが、現存する作品は室町中期のものが多いようです。相州伝は技術的に一番困難な鍛刀方法と言われており、急熱急令から生まれる皆焼・棟焼の刃文は華やかさもさることなが、強靭さも加味されたもので、この製法は全国に広がりを見せていったようです。
本作は鎬造、庵棟、元先の幅差つき、先反り高く、時代は永正(1504~1520)頃かと思われます。地鉄は小板目詰み、地景交じり、刃文は所謂皆焼刃で、下半は高低のある尖りごころの互の目、丁子を焼き、中程から上半のかけて焼きの変化細かになり、沸勝ちの尖り互の目、丁子を主体とした皆焼となって飛び焼、葉、砂流まじり、帽子の返り早く、深々と焼き下げ、鎬地にも総体的焼きが入り、かなり華やかな出来です。外装は縁頭が稲川克茂、鐔が光在銘で、共に虎図となり、目貫、栗形、小尻等も全て虎図でまとめられた黒蝋色塗の印籠刻鞘打刀拵です。拵にも特別保存の鑑定書が付帯した素晴らしい作品です。

2024大刀剣市カタログ所載品